新年早々西安へ。

みのり

2016年01月11日 17:25


 今年もよろしくお願いいたします。

 新年早々、中国は西安へ悠久の歴史と文化に触れる旅を
して参りました。

 聞くと見るとは全く違い、大変感銘を受けて帰国いたしました。

 夜中ではありましたが、暗くひんやり寒い西安空港へ降り立った時、
ちょっと石炭の匂いがしたように感じました。

 翌日から、あちこちのスポットにまわり、写真を撮ったり、
市場で値切り交渉をしたり、拙い中国語や英語を駆使して話したりしました。

 今回のハイライトである兵馬俑の様子を写真に収めましたので、
少しご紹介しましょう。



 ばばーん!と目の前にものすごい数の兵士たちが立ち並びます。
号令をかけてみたくなります。



 こちらは司令部です。本当はこのように粉々の状態で出土されます。
それを一体一体修復するのですね。




 色が褪せてしまい、本来の彩色の様子ではありませんが、
十分見応えがあります。



 一人一人の顔も体つきも異なります。



 爪や足先などの細かい部分までしっかり作られています。



兵馬俑としてのイメージキャラクター?でもあるこちらは
一体だけ、無傷で出土したので、国宝扱いになったということです。



 目眩がするほどの遥かな歴史の足跡を辿り、しかしまだここ西安は
シルクロードの出発点に過ぎないのだ、と思うとそれこそ自己の存在など
砂粒くらいなものと改めて思い知った次第です。

 日本など、中国のミニチュア!と小馬鹿にする外人もたくさんいますが
ではそういう貴方、貴女はどれほどの人なのか?とじっくり観察させて
もらうことにしました。


 小さな世界しか持たない私だけれど、それがどのくらいの大きさなのか
知るだけでも良い経験になったと思っています。

 また一年、誠心誠意、人と接し、余力があればまた外の世界を見る旅に
出たいと思います。