新年早々西安へ。
今年もよろしくお願いいたします。
新年早々、中国は西安へ悠久の歴史と文化に触れる旅を
して参りました。
聞くと見るとは全く違い、大変感銘を受けて帰国いたしました。
夜中ではありましたが、暗くひんやり寒い西安空港へ降り立った時、
ちょっと石炭の匂いがしたように感じました。
翌日から、あちこちのスポットにまわり、写真を撮ったり、
市場で値切り交渉をしたり、拙い中国語や英語を駆使して話したりしました。
今回のハイライトである兵馬俑の様子を写真に収めましたので、
少しご紹介しましょう。
ばばーん!と目の前にものすごい数の兵士たちが立ち並びます。
号令をかけてみたくなります。
こちらは司令部です。本当はこのように粉々の状態で出土されます。
それを一体一体修復するのですね。
色が褪せてしまい、本来の彩色の様子ではありませんが、
十分見応えがあります。
一人一人の顔も体つきも異なります。
爪や足先などの細かい部分までしっかり作られています。
兵馬俑としてのイメージキャラクター?でもあるこちらは
一体だけ、無傷で出土したので、国宝扱いになったということです。
目眩がするほどの遥かな歴史の足跡を辿り、しかしまだここ西安は
シルクロードの出発点に過ぎないのだ、と思うとそれこそ自己の存在など
砂粒くらいなものと改めて思い知った次第です。
日本など、中国のミニチュア!と小馬鹿にする外人もたくさんいますが
ではそういう貴方、貴女はどれほどの人なのか?とじっくり観察させて
もらうことにしました。
小さな世界しか持たない私だけれど、それがどのくらいの大きさなのか
知るだけでも良い経験になったと思っています。
また一年、誠心誠意、人と接し、余力があればまた外の世界を見る旅に
出たいと思います。